【ウエスト/ヒップ比の計算】体脂肪の種類と肥満型とは?
この記事でわかること!
    • 内蔵脂肪型肥満は放置すると危険!
    • ウエスト/ヒップ比で肥満型は判定できる!
    • 内臓脂肪は皮下脂肪に比べて落ちやすい!

「内蔵脂肪」と「皮下脂肪」。

どちらも体脂肪には変わりありませんが、詳しい違いをご存知ですか?

今回は体脂肪の種類について解説し、肥満型の判定方法をお伝えします。

体脂肪の分解メカニズムも簡単にまとめてあります。

仕組みが分かれば、あなたに合ったダイエット方法が見えてくるかも?

体脂肪の種類と肥満型

体脂肪の種類

体脂肪の種類は、蓄積する場所によって「内臓脂肪」「皮下脂肪」に分けられます。

一般に、脂肪全体の約2割が内臓脂肪、8割が皮下脂肪といわれています。

内蔵脂肪とは?
    • 内蔵(腹腔内)に脂肪が蓄積する脂肪
    • 臓器を支え、固定する役割をもつ
    • 生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症など)の危険因子となる
皮下脂肪とは?
    • 皮膚のすぐ下に蓄積する脂肪
    • 体温を維持したりエネルギーを蓄積したりする

栄養士 ちびうし
皮膚の上から「つまめる」脂肪が皮下脂肪だよ!
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肥満型

肥満には種類があり、体脂肪のつき方によって「内臓脂肪型肥満」「皮下脂肪型肥満」に分けられます。

内臓脂肪型と皮下脂肪型出典:くすりと健康の情報局 第一三共ヘルスケア

内蔵脂肪型肥満とは?
    • 別名「リンゴ型肥満」
    • 腹部がせり出したような体型
    • 中年男性に多くみられる
    • 動脈硬化や脳卒中などの合併症リスクがあるため「悪性肥満」に分類される
皮下脂肪型肥満とは?
    • 別名「洋ナシ型肥満」
    • 下半身が太くなる体型
    • 女性に多くみられる
    • 合併症リスクが少ないため「良性肥満」に分類される
内蔵脂肪面積が100㎠を超えると、合併症リスクが高くなるといわれています。

ウエスト周囲径が、男性で85㎝・女性で90㎝が内臓脂肪面積100㎠に相当するため、メタボ検診の診断基準に用いられています。

栄養士 ちびうし
内臓脂肪型肥満を放置すると危険だよ!
未来の自分のために、危機感を持ってダイエットをしよう!

肥満型をチェック

自分の肥満タイプが「内臓脂肪型」なのか「皮下脂肪型」なのかを判断する指標にウエスト/ヒップ比(W/H比)があります。

ウエスト/ヒップ比

ウエスト/ヒップ比とは?
    • ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値
    • 肥満タイプが「内臓脂肪型」か「皮下脂肪型」かを判断する指標
    • 男性1.0以上、女性0.9以上が内臓脂肪型の判断目安

栄養士 ちびうし
上の判断目安値は、あくまでも「肥満タイプ」を判断するもの
肥満かどうかの体格判定は、BMI・体脂肪率からみよう!

 

計算してみよう!

ウエスト/ヒップ比の計算

下のフォームに、あなたのウエスト周囲径ヒップ周囲径半角英数で入力してください。

男性1.0以上・女性0.9以上が内蔵脂肪型肥満の目安になります。

栄養士 ちびうし
最近では、ウエスト/ヒップ比の値を美容体型の目安としても使われることもあるみたい!

 

ウエスト/ヒップ比は、「お尻に対してウエストがどれだけくびれているか」を数値的に表しているともいえます。

値が1ならば、お尻とウエストの周囲径が等しいことを意味し、「寸胴体型」と判断することが出来ます。

非肥満女性の場合では、美しい体型を目指すための目安値として使ってもいいでしょう。

栄養士 ちびうし
スリーサイズの黄金比は、バスト:ウエスト:ヒップが1:0.7:1
体重変化だけでなく、見た目のバランスもダイエットには大切だよ

 

計算してみよう!

脂肪分解のメカニズム

脂肪は普段、トリアシルグリセロール(中性脂肪)というグリセロール分子に脂肪酸が3つ結合した状態で脂肪細胞に脂肪滴として保存されています。

このトリアシルグリセロールは酵素の働きによって分解され、分解されたグリセロールと脂肪酸が、脂肪細胞から血中に放出されることでエネルギー源として使われるようになります。

トリアシルグリセロールを分解する酵素
    • ATGL(脂肪細胞特異的リパーゼ)
    • HSL(ホルモン感受性リパーゼ)

栄養士 ちびうし
ATGLやHSLの働きがなければ、脂肪は分解できないんだ!

 

ATGLやHSLの働きを活発にさせるのは、アドレナリンノルアドレナリンと呼ばれるホルモンです。

アドレナリンやノルアドレナリンは、交感神経が優位になる(身体が興奮状態になる)ことで血中に放出されます。

つまり、運動による適度なストレスが身体を興奮状態にさせることで、脂肪分解は促進されるのです!

栄養士 ちびうし
脂肪が分解されて血中に出されたら、あとはエネルギーとして使うだけ!

 

この脂肪分解のメカニズムから、筋トレ後に有酸素運動を行うのがダイエットに効果的と言われています。

アドレナリンやノルアドレナリンが、脂肪細胞の細胞膜に存在する受容体に結合することで、ATGLやHSLは働き始めます。

この受容体の発現量が、皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が多いことから、「内臓脂肪の方が運動で落しやすい」と言われているのです。

栄養士 ちびうし
内蔵脂肪の方が、脂肪分解スイッチが入りやすいってこと!

 

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まとめ

体脂肪は、蓄積する場所によって「内臓脂肪」と「皮下脂肪」に分けられます。

そして、肥満の種類は、体脂肪のつき方によって「内蔵脂肪型肥満(リンゴ型肥満)」と「皮下脂肪型肥満(洋ナシ肥満)」に分けられます。

内蔵脂肪型肥満は放置しておくと、生活習慣病に発展するリスクも持っています。ウエスト/ヒップ比を計算し、自分の肥満型をチェックしておきましょう。

また、内蔵脂肪型肥満は、運動によるダイエット効果が出やすいとも言えます。まずは難易度の低い内臓脂肪からやっつけませんか?

 

【参考元】

  • 寺田新(2017)『スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる』
  • CLUB Panasonic ダイエットナビ(https://club.panasonic.jp/diet/index.html)
  • e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/)